患者さんが安全で快適に手術を受けられるように麻酔管理をサポートするのが仕事
転職の理由は人によって様々ですが、転職したい理由が明確でないと転職先でも同じような悩みを抱えることになりかねません。
なぜ転職したいのか、どのような看護・働き方をしたいのか、得意なこと・苦手なことは何か、自分の強みや弱み、やりたいこと・やりたくないこと、新しい仕事に求める条件などをノートに書き出し、自己分析を行いましょう。転職理由や転職先に求める条件が明確になりますし、志望動機を書く時や面接の時に役に立ちます。
自己分析が終わったら、絶対に譲れない条件、妥協できる条件を考えます。譲れない条件は多くても3つ程度に抑えてください。多過ぎると絞り込むのが難しくなってしまいます。注意したいのは「どの程度妥協できるか」です。 妥協し過ぎると、転職後に後悔することになるので気をつけてください。
看護師に求められるスキルや適性は職場によって異なります。周麻酔期看護師には麻酔に関する高度な知識や技術の他、コミュニケーション能力やアセスメント能力が求められているので、他人とコミュニケーションを取るのが苦手な人は適性が合わず、ストレスを大きく感じてしまう可能性があります。
求人票を見る時は仕事の内容や給与・福利厚生、雇用形態だけでなく、看護師の人員配置基準や看護方式、教育体制、年間の労働時間などもチェックしましょう。特に看護職員配置基準や勤務形態、看護方式は、働き方に大きく関わってくるポイントなので必ず目を通すようにしてください。
転職を成功させたいならより多くの情報を集めることが大切です。基本的なことは求人情報でも得られますが、病院のホームページやパンフレット、口コミサイト、採用担当者の対応などからわかることもあります。ただし、口コミサイトの情報は鵜呑みにしてはいけません。書いた人の主観なので実際は違う可能性もあるからです。
気になる病院は必ず見学に行くようにしてください。見学は採用担当者やそこで働く看護師に質問できる貴重な機会です。職場の雰囲気や患者さんへの接し方など直接見なければわからないことを自分の目で確認できます。
退職してから転職活動を行う人もいますが、すぐに決まるという確証はありません。なかなか決まらず焦ってしまうと条件を妥協して決めてしまうことがあります。それでは後悔する可能性が高くなってしまいます。在職中の転職活動は時間が取れず大変な思いもしますが、お金やブランクを気にすることがないので、しっかりと検討した上で納得のいく転職先かどうか判断できます。